忘れ得ぬ友

桜の中、2年ぶりに再会した友人。
彼女が携えていた「三線(サンシン)」。

私の記憶の中には、桜の中でサンシンをつまびく、もうひとりの友人がいる。
10年ほど前、心に屈託を抱えた私に桜を見ながら「さくらさくら」を弾いてくれた。
彼女がふいにこの世から旅立ってから、もう何年経つだろう。

毎年桜の季節が来るたび、彼女の笑顔を懐かしく思い出す。
きっとこれからも。

コメント

  1. 背黒シマネコ2012年4月10日 5:11

    ❀❀ 桜の樹は人其々の想いを吸収して
    あんなにも美しい花を咲かせてくれるのだと思います。
    うれしいこと 哀しいこと 祈りもすべて・・

    ご友人と桜の中での再会、よかったですね。
    「逢いたい」気持ちは、お二人同じだったのですね❀❀

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    1. >背黒シマネコさん^^
      本当に、おっしゃるとおりだと私も思います。
      人々の想いを吸収して花を咲かせるから、見る人それぞれに何かの
      想いを喚起してくれるのでしょう。
      私にとって、桜の下で聞いた三線の思い出はいつまでも美しく心の中に
      残る1枚の絵のような存在です。

      今年、久し振りに再会した友人とそのダンナさん(彼も私の友人です)。
      2人の笑顔もまた新しい1枚の絵の思い出となりました^^。

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